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将来の賃貸需要をどうとらえるか?

 不動産投資の成功のために最も重要となるのは、投資する物件の選定でしょう。

 とかく、不動産会社のPRに乗せられ、目先の利回り(表面利回り)の高さだけで物件を選んでしまうケースの少なくありません。物件の立地条件を考える場合に重要なのは、20年~30年先の将来にわたる賃貸需要を見極めることが必要になります。その点で、我が国において将来的に賃貸需要を見込めるのは、ダントツで【東京】です。2016年の都道府県別転入超過数(転入者数-転出者数)では、東京は7万4千人で、2位千葉県の1万6千人の約4.6倍となっています。つまり、実質的には東京しか増加していないということです。

 特に、東京の賃貸需要の70%は単身者といわれており、ワンルームマンションの賃貸需要が極端に高いのが特徴です。今後もさらにワンルームマンションの需要が高まっていくことはほぼ確実です。